
ドキュメンタリー「戦後80年 東山ゾウ物語」(長さ25分)を名古屋市東山動植物園と共同で企画・制作し、椙山女学園大学YouTubeでネット公開しました。
戦争を生き抜いた東山動物園のアジアゾウ「マカニーとエルド」の物語は絵本にもなり、子どもたちに語り継がれています。その東山動植物園は2013年に日本人飼育員チーム初のアジアゾウ出産に成功し、9年後に第2子出産にも成功。ゾウの命を戦前から途絶えることなくつないでいる日本で唯一の動物園です。
作品では、戦争を生き抜いたマカニーとエルド、戦後のゾウ列車と絵本、第1子「さくら」誕生、第2子「うらら」誕生、戦後80年・仲良く暮らす親子3頭などを、学生の取材映像で紹介しています。これまで栃窪ゼミは2013年・第1子誕生、2017年・東山開園70年、2022年・第2子誕生など毎年、東山の取材に取り組んでいて、今回は13年にわたる継続取材を集大成したものです。
戦後80年が経過し、戦争体験者の証言を軸にしたドキュメンタリーの制作・発信が難しい状況になってきています。今回は身近な動物園の出来事から、平和の大切さや命の尊さを伝えようと制作しました。ゼミ学生が伝える平和へのメッセージを大勢の人にご覧いただければ幸です。
【映像公開・椙山女学園大学YouTube】
ドキュメンタリー 戦後80年 東山ゾウ物語
https://youtu.be/jk-kbLl2UCM