
2016年3月11日、震災から5年を迎えました。ロシアの極東・サハリンにあるユジノサハリンスク日本総領事館が実施した「東日本大震災五周年追悼式」で、栃窪研究室制作の震災シリーズ34「5年目の冬・石巻」が上映されました。震災直後にロシアの救助チームが宮城・石巻で活動したことから、現地の人たちに石巻の復興状況を伝えようと紹介されました。外務省からの依頼で、栃窪研究室が映像とナレーション台本を総領事館に提供し、映像にロシア語の説明を添える形で映像が上映されました。追悼式にはロシア人約100人と在留邦人が参加し、被災者やその家族に哀悼の意を表しました。震災から5年の歳月が流れ、ロシアでは東日本大震災の報道はなくなりましたが、日本の復興に対する関心は高いということです。栃窪研究室では震災5年を迎えた被災地・石巻を取材した映像記録(シリーズ36~38)を今月15日に公開しており、ユジノサハリンスク日本総領事館では、こうした映像も現地で紹介したいと話しています。